まるいの日記

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銀行の窓口で新NISAを始めるならどうするか

この記事を読んでいる人は、どちらかというと自分で調べて投資する方々だと思うので、銀行の窓口でNISA口座を開いて、投資信託を始めたり始めようとしたりはしないと思いますが、

 

なんらかの理由で、銀行の窓口で対面でのアドバイスをもらいながら投資をしたいというニーズを持っている知人がいる可能性はあります。

 

そんな知人に対して、(横から)どんなアドバイスしたらいいか考えてみました(誰得の記事なんだ)。

 

 

 

 

 

 

ネット証券で口座をひらく

SBI証券や楽天証券のような、ネット証券は取り扱っている投資信託が多く、同じグループ内の銀行と連携して、銀行口座の金利が高くなる等のメリットがあるのでオススメです。

 

その手の情報はあちこちにころがっていますが、それでも何らかの理由で銀行の窓口で新NISA用の口座を開きたい方や、既に旧NISAの口座を銀行で開設しており、それを利用し続けたい方もいるかもしれません。

 

ノーロードのインデックス投資信託を選んでもらう

ネット証券には、信託報酬額が、年0.005%~0.009%程度の低コストのインデックス投資信託がありますが、銀行で取り扱っているインデックス投資は信託報酬額が年0.3%以上あるものばかりです。

 

昔、年0.5%のものばかりだった時代と比べると年0.3%でも安いですが、今はもっと低コストの投資信託が買えますから、銀行で買える投資信託は高い印象があります。

 

それでも、高コストのアクティブファンドよりましなので、ネット証券を勧めてなお「銀行の窓口で」に拘る方には信託報酬額 年0.3%程度のインデックスファンドで妥協してもらうことになろうかと思います。

 

なお、以前から「たわらノーロード」を扱っている銀行や信用金庫が多かったのですが、2023年3月頃ようやく、ファンドの運用の指図をする委託会社のアセットマネジメントONEが「たわらノーロード」のコストを業界最低水準まで下げました。そのため、新NISAを利用して投資する有力な選択肢になるかと思います。新NISAの口座を開いた銀行が、「たわらノーロード」を扱っていたらラッキーです。

 

これから、新NISA口座を開くならSBI証券で開いて、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資するのがオススメですが、PCやスマホが苦手などの理由で、銀行の窓口で新NISA口座を開きたい場合、「たわらノーロード」を扱っている銀行がいいかと思います。

 

「たわらノーロード」シリーズ以外にも、三菱UFJアセットマネジメント社の「eMAXI Slim」シリーズ や、ニッセイアセットマネジメント社の「購入・換金手数料なし」シリーズのような低コストのインデックスファンドが世にございますが、扱っている銀行は少ないです。

 

Source: アセットマネジメントONE

 

2023/03/24 「たわらノーロード」一部ファンドの信託報酬率を業界最低水準に引き下げ

 

銀行でも買い付け手数料が無料の投資信託は扱っていることが多いので、その中から低コストのものを選んでもらいます。

 

どのインデックスファンドが低コストなのかは、銀行員から教えてもらうよう助言してもらってもいいでしょう。それくらい、銀行員にぶん投げてもバチは当たらないはず。

 

別の投資信託を勧められる可能性が高いですが、やんわり断ってもらいます。

 

昔ながらの? 現代ポートフォリオ理論を説明する

最近では、全世界株式(MSCIオール・カントリー)やS&P500に連動する投資信託が流行っております。

 

銀行にしては珍しく、幸運にも全世界株式(MSCIオール・カントリー)やS&P500に連動する投資信託を取り扱っているなら、それ1本で事足りるでしょう。

 

私は、全世界株式型を推しますが、それがなければ、S&P500に連動するタイプで妥協するのもやむなしです。

 

全世界株式型を勧める理由は、下記の記事をご覧ください。

 

maruinocorocoro.hatenablog.com

 

maruinocorocoro.hatenablog.com

 

しかい、銀行では(高コストの投資信託に投資させたいためか)どういうわけか、その手の投資信託を扱っていない場合が多いです。

 

一方、先進国の株式に分散投資する投資信託(MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託)や、新興国の株式に分散投資する投資信託(MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する投資信託)、TOPIX、日経225に連動する投資信託は扱っていることが多いです。

 

株式の指標に連動する投資信託と、債券の指標に連動する投資信託を複数組み合わせて、ポートフォリオをを作り、年に1回くらいリバランスする方法を伝えます。

 

円グラフを使うと分かりやすいでしょう。

 

最近は、債券ファンドへ投資する意味が疑問視されていることと、長期で投資してリターンを得るなら株式ファンドに投資した方がリターンが見込めることを話します。

 

さっき書いた円グラフの隣に、もう一つ円グラフを書きましょう。

 

オルカンの資料

流石に、ここまで精度が高い円グラフを手書きで書くのは難しいので、全世界の株式市場の90%は先進国、10%は新興国、さらに、90%の先進国のうち5%は日本の株だということをチャチャっと書きます。

 

この割合で、投資すればだいたいオッケーと話します(成果を確約したりしない)。

 

 

 

ポートフォリオは妥協の産物

ポートフォリオは下記のようなものになるかと思います。

 

先進国株式投信(MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託

に90%

 

新興国株式投信(MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する投資信託

に10%

 

の割合で投資することを勧めます(かねぇ)。

 

どの投資信託が、どの指標に連動するものなのかは、窓口に銀行員に教えてもらうよう助言しましょう。それくらい、銀行員にぶん投げてもバチは当たらないはず。

 

やはり、別の投資信託を勧められる可能性が高いですが、やんわり断ってもらいます。

 

そうするとポートフォリオから日本株がすっぽ抜けることになりますが、日本で暮らして日本円で収入を得て、年金で日本株を運用しているので、新NISA口座のポートフォリオから日本株が抜けても、人生全体としては日本にベットして(賭けて)いる割合が十分多いので気にしない気にしない。

 

全世界株式(MSCIオール・カントリー)に寄せたい場合は、

 

先進国株式投信(MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託

に85%

 

TOPIX連動投信

に5%

 

新興国株式投信(MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動する投資信託

に10%

 

といったところでしょう。

 

投資の話はしない方がいいらしい

最後に、投資の話はしない方がいいらしいです。

理由として、

①金持ちだと思われ、やっかまれる

②金持ちだと思われ、投資詐欺のターゲットにされる

③金銭以外の価値観に対して理解が薄いと誤解される

 

など、挙げられるそうです。

しかし、個人的な経験を語るならば、持っている資産や定期的な投資額については話さず、ごく一般的な情報を提供するならデメリットはない印象です。

 

でわでわ、みなさま、良き新NISAライフを!!

 

 

 

おまけ たわらノーロード取り扱い金融機関一覧(証券会社、信用金庫を除く、五十音順 2024年1月20日現在)

青森銀行

足利銀行

池田泉州銀行

愛媛銀行

沖縄ろうきん

海邦銀行

鹿児島銀行

神奈川銀行

北日本銀行

九州ろうきん

きらぼし銀行

きらやか銀行

近畿ろうきん

近畿産業信用組合

熊本銀行

京葉銀行

三十三銀行

滋賀銀行

四国銀行

四国ろうきん

静岡ろうきん

七十七銀行

十八親和銀行

十六銀行

常陽銀行

スルガ銀行

第一勧業信用組合

第一生命

筑邦銀行

千葉銀行

ちば興産

中央ろうきん

中国ろうきん

筑波銀行

東海ろうきん

東北ろうきん

栃木銀行

富山銀行

長野ろうきん

名古屋銀行

新潟ろうきん

西日本シティ銀行

肥後銀行

福岡銀行

福島銀行

福邦銀行

PayPay銀行

北洋銀行

北陸銀行

北陸ろうきん

北海道ろうきん

みずほ銀行

みちのく銀行

三井住友信託銀行

三菱UFJ銀行

南日本銀行

宮崎太陽銀行