まるいの日記

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「インベスコ 米国株式ダイナミック・マルチファクター・ファンド<愛称:アメリカン・ダイナミック>」を調べてみた。

インベスコ 米国株式ダイナミック・マルチファクター・ファンド<愛称:アメリカン・ダイナミック>は、2024年3月8日に設定された投資信託です。

 

新NISAの成長投資枠で運用できます。

 

為替ヘッジありと為替ヘッジなしがありますが、本記事では、為替ヘッジなしに注目しています。

 

 

 

 

 

特徴

アメリカの上場株式を対象にしています。

市場の局面に応じて、組入銘柄を機動的に入れ替えるインデックス型のETFに投資します。

 

投資対象のETFは、invesco Russel 1000® Dynamic Multifactor ETF です。

 

ざっくり言えば、景気減速、景気後退局面では守り、景気回復、景気拡大局面では攻めます。

出典:インベスコ 米国株式ダイナミック・マルチファクター・ファンド
<愛称:アメリカン・ダイナミック>

チャート

上記のような、景気減速、景気後退局面では守り、景気回復、景気拡大局面では攻める投資は、アクティブファンドやヘッジファンドがよく取る手法です。

 

合理的な方法に見えますが、インデックスのパフォーマンスに負ける例の枚挙にいとまがありません。

 

アメリカン・ダイナミックはどうでしょうか。

 

↓↓ 大本営発表のものですが、チャートを見てみましょう。

出典:インベスコ 米国株式ダイナミック・マルチファクター・ファンド
<愛称:アメリカン・ダイナミック>

 

アメリカン・ダイナミックが投資するETFは、各指標に大幅にアウトパフォームしています。

 

↓↓ ドル建て、5年チャート

  オレンジ invesco Russel 1000® Dynamic Multifactor ETF 

  緑    米国株式  Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF(VTI)  

  青    全世界株式 Vanguard Total World Stock Index Fund ETF  (VT)

invesco Russel 1000® Dynamic Multifactor ETF と、全世界株式(VT)、米国株(VTI)の5年比較チャート。出典:ブルームバーグ

 

 

 

 

他の指標にアウトパフォームする理由の仮説

・米国株が好調だった。

・投資手法が合理的である。

・景気の局面や各銘柄の分析の精度が高い。

・指標を作って、それに合わせて投資することで、個人の判断の誤りや不合理な投資行動を抑制できる。

・指標を作って、それに合わせて投資することで、内部的なコストを抑えられる。

 

配当

年1回、3月7日(同日が休業日の場合は翌営業日)の決算日に分配します。

 

配当は、資産の切り売りです。配当された分、基準額は下がります。

 

配当に税金がかかる場合があります。

 

リスク

下記のリスクが公表されています(出典:交付目論見書)

・価格変動リスク(投資対象の株式の値動きに影響されます)

・信用リスク(ファンドの投資対象会社の倒産リスクなど)

・カントリー・リスク(ファンドの投資対象の会社の国の政治経済の影響を受けます)

・為替変動リスク(投資対象の株式の通貨にたいして円高になると下がり、円安になると上がります)

流動性リスク(投資対象の株式の取引量が少ない場合、投資信託の価値を毀損する可能性があります)

 

コスト

購入時手数料 

3.3%以内(この範囲内で販売会社が決めます)

 

信託報酬

年0.814%

 

信託財産留保額

ありません。

 

監査費用、目論見書、運用報告書の印刷費用など 

毎計算期間の最初の6カ月終了日および、毎計算期末または信託終了のとき、年率0.11%(税込)を上限として信託財産中から支払われます。

 

販売会社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

 

(出典:インベスコ・アセット・マネジメント)

 

PS5独占販売で失敗したFF16やFF7Rの二の舞になりそうな売り方です。

 

今後、販売会社が増えるといいですね。

 

感想

まだ設定されたばかりで、過去のチャート通りの成果を出せるか未知数です。

 

信託報酬額が高いですが、投資対象のETFはそれに見合うパフォーマンスを出しています。投資パフォーマンスに再現性があるなら、投資対象として有力かと思います。

 

 

 

 

投資法

・過去のパフォーマンスに再現性があると判断するなら、特定口座で定期的な積立投資(ドルコスト平均法)でもいいと思います。コア・サテライト投資のコア候補になりうるポテンシャルがあると思います。

 

・株価が暴落したとき、新NISAの成長投資枠で押し目買い。

 

・夏冬のボーナスが入った時、余剰資金の投資先に迷ったときの選択肢としてどうでしょう。

 

・過去のパフォーマンスに再現性があると判断するなら、新NISAの成長投資枠が空いており、余剰資金もあるとき、投資先に迷ったら買うのもいいと思います。

 

最後に

なお、この投信を買うために、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の口座を開くまでもないと思います(2024年3月16日現在)。

 

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社に口座を開いてない方は、口座を開いている証券会社や銀行が取り扱いを開始するのを待ちましょう。