- Nasdaq Crypto Index とは
- Nasdaq Crypto Index に投資できる金融商品
- Nasdaq Crypto Index のパフォーマンス
- 擬似 Nasdaq Crypto Index を作る時の注意点
- そもそも仮想通貨を買う意味あるの?
- 仮想通貨なんて忘れて暮らした方が多分幸せ
- 生活費1ヶ月分だけ買って雑音を消す
Nasdaq Crypto Index とは
Nasdaq Crypto Index は、四半期ごとの仮想通貨にパフォーマンスを確認するインデックスです。
取り扱っている取引所の数や流動性、他の通貨と紐づけられていない仮想通貨であること等の条件をクリアした銘柄で構成されています。
構成銘柄と比率を見た感じでは、時価総額加重平均っぽい構成になっています。
Nasdaq Crypto Index に投資できる金融商品
ブラジルに株式市場に上場しているETF・Hashdex Nasdaq Crypto Index Fundo de Indice や
スイスの株式市場に情報しているETP・Hashdex Nasdaq Crypto Index Europe ETP ※
があります。
※ ETPとは、英語表記「Exchange Traded Products」の略で、「上場取引型金融商品」のこと。 ETF、ETN、ETCなどの総称です。 日本語の「上場取引型金融商品」より、「ETP」の呼び方のほうが一般的です。
残念ながら、日本の証券会社などを通じて Nasdaq Crypto Index に連動する投資信託やETFに投資できません。
Nasdaq Crypto Index に投資したいなら、仮想通貨取引所で構成銘柄を買って、疑似Nasdaq Crypto Index を自前で作成する必要があります。
↓↓ Bitcoin のHPに元手100万円で疑似 Nasdaq Crypto Index を作る例が載ってますが、仮想通貨は少額から買えるので、100万円も用意しなくても近いものが作れるはずです。
Nasdaq Crypto Index のパフォーマンス
↓↓
オレンジ線
VT
(Vanguard Total World Stock ETF、全世界株式ETF)
青線
Hashdex Nasdaq Crypto Index Fundo de Indice
(Nasdaq Crypto Index ETF、ブラジル上場)
赤線
Hashdex Nasdaq Crypto Index Europe ETP
(Nasdaq Crypto Index ETP、スイス上場)
↓↓ 5年チャート
↓↓ 1年チャート
最近、仮想通貨が値上がりしてますが、アメリカがコロナ対策のために量的緩和して、金あまりの傾向があるからだと思います。
今、飛び乗ると危険ですが、アメリカがこれからドルをじゃんじゃん刷るだろうと予想できるなら、狙ってもいいと思います。
擬似 Nasdaq Crypto Index を作る時の注意点
仮想通貨の売買には、手数料がかかり、SBI証券の新NISA口座で米国株を買うときのように、手数料がかからにということがないので、疑似 Nasdaq Crypto Index 高コスト運用になってしまいます。
20.315%(所得税及び復興特別所得税15.315%、住民税5%)がかかりますが、
仮想通貨の売却益は、総合課税されますので、仮想通貨売却益や給与所得を合算した年収次第では20.315%を超える税率が課されるのも要注意です。
そもそも仮想通貨を買う意味あるの?
仮想通貨を買って使ってみると、送金に便利です。
仮想通貨を持ち上げるためのキーワードとして分散化が叫ばれてます。
分散化の文脈の一つに、国家に依存しない、送金や決済手段を持っておこうということが言われていますが、まだまだ国家が発行する法定通貨の信用力や利便性が上回っていると思います。
今後、国家の通貨が衰退し、分散化が進むと予想するなら仮想通貨に賭けるというのも一つの手だと思います。
仮想通貨なんて忘れて暮らした方が多分幸せ
仮想通貨は難しくて、不安定でコスパ悪い(各種手数料や売却益への課税)ので、忘れて暮らした方が幸せだと思います。
仮想通貨が盛り上がるとしても、昨今のような金あまりや、国の通貨政策が上手くいっていないなどの「敵失」により相対的に優位になる可能性があるだけのことですので、従来のように通貨と金融商品で資産形成してまず問題ないでしょう。
オルカンなどの全世界株式投信に投資しておけば、対象銘柄の中に仮想通貨に投資している会社がありますので、間接的に仮想通貨の値上がりの恩恵にあずかれます。
仮想通貨とのお付き合いは、友達の友達くらいの間接的なものでいいと思います。
生活費1ヶ月分だけ買って雑音を消す
仮想通貨なんて忘れて暮らした方が幸せですが、どうしても仮想通貨の関する情報が入ってきて気になる場合は、仮想通貨との付き合い方を決めて、ある程度ポジションおいておくのもいいかもしれません。
例えば、防衛資金枠として、生活費1ヶ月分だけビットコインとイーサリアムを買っておくのはいかがでしょう。
私は、生活防衛資金枠として日本円、ドル建MMF、先進国債券投信、純金をそれぞれ生活費何か月分と決めて持ってます。
こうすると、持っている金融商品の暴落の噂に触れても、割と平常運転で過ごせていいですよ。