今回は、生成AIの ChatGPT を使って、特定のサイトからピンポイントで情報を得る方法のご紹介です。
使用例1 サイトに記載されている内容の要点をつかむ
質問文
まるいの日記を参照して、長期投資をする際に推奨される株と債券の比率について解説してください。
特定のサイトを参照して答えるよう質問すると、bing で検索して、該当箇所を探して上記のようにまとめてくれます。
今回は、一度bing を使って検索をかけた後、5つのページを参照して回答してくれました。
どの記述がどのページから引用しているかリンクを貼ってくれて、とても親切です。
この質問をした後、Google Analytics で確認しましたが、何者かが該当するページにアクセスした形跡がありませんでした。
まるで忍者のような手際の良さです。
使用例2 知らない法制度を調べる
知らない用語、……例えば、公共機関のHPから必要な情報を集めるのに重宝すると思います。
質問文
国税庁のHPを参照して、準確定申告について解説してください。
準確定申告というマイナーな法制度について調べてみました。
税金のことは、国税庁、(都道府)県税事務所、市区町村役場のHPに載ってます。
上記の「使用例2」では国税庁のHPになら、何か書いてあるだろうと検討をつけて、質問してみました。
ソースを指定することで、間違った情報を得ることを予防できると思います。
得られる情報が過不足のないものかは、税理士や税務署の職員の方に聞いてみないと、分かりませんが、ざっくり知るにはいいと思います。
不明点があれば、追加で質問すると答えてくれます。
使用例3 銀行など、特定の会社のサービス内容を調べる
質問文
三菱UFJ銀行のHPを参照して、ATMの手数料について教えてください。
銀行のATMの料金などの調べたいサービス内容をすぐに把握できます。
HPで調べるより早いし、探す手間が省けて楽です。
【追記】
『〇〇銀行のHPを参照して、△△支店の住所を教えてください。』と質問したところ、実際の住所から道路を挟んだ向かい側の住所を回答したころがありました。
HPには、住所が書いてあるのに、地図を読んで、読み間違えて回答したようです。
AIは予想しない方法で誤答することがありますので、お気を付けください。
……簡単に答えられそうな質問についても、AIの回答に対する検証を人間の手でやらなければならないことを考えると、
検証にかかる労力と人間の手でやる労力が近い場合は、AIを使わない方が早いかもしれません。
一つのタスクをAIにやらせる場合、人の手によるチェックまでの工数を下げられる場合、AIを使うのもいいかも知れません。
【追記ここまで】