以前、note の方に書いた「STEPNを始めた理由、引退した理由と反省会」というタイトルの記事を、はてなブログ用に書きなおした記事です。
STEPNをやめた経緯
以前、STEPNという、歩くだけで仮想通貨が稼げるというNFT (non-fungible token 非代替性暗号資産)を使ったスマホアプリを利用しました。
10万突っ込む
まず、毎日歩いて通勤しているので、通勤している間に何かしら収入が生まれることに魅力を感じました。
「稼げない歩きから、稼げる歩きへ笑」です。
いわば、普段の歩行の上位互換という解釈です。
そこで10万突っ込みました。
取らぬ狸の皮算用
当所の予定では、1カ月で原資の10万円を回収するはずでした。
STEPNで得られるトークン(暗号資産)の相場が景気のいい状態だったからです。
意気揚々として、毎日歩き、スニーカーを模したNFTのトークンを稼ぐ性能を上げていきました。
相場駄々下がり、ヤバい笑
ところが、STEPNを始めてからみるみるうちに層相場が下がりました。
原資回収の予定期間が2か月、3か月と伸びていきます。
トドメ泣
トドメとなったのが、直近のアップデートの際、持ってるスマホがアップデートに対応しなくなったことです。
STEPNのアプリを操作する度に、アップデートを要求する表示が出てきて煩わしいです。
また、Twitterの情報を見ると、アップデートに対応しなくなってから、もう一度アップデートすと、STEPNを使って歩いてもトークンが稼げなくなるという情報を得ました。
冗談かと思いましたが、調べるうちに信ぴょう性の高い情報だと分かりました。
スマホを買い替えるという手もありますが、原資回収の見込みが立たないアプリのために、さらに投資する格好になります。
今後、アップデートを繰り返すうちに、またスマホの買い替えを要求される事態になりかねません。
そこで、持っているNFTとトークンを売ってSTEPNから撤退しました。
反省点
ポンジスキームとは知らなかった
STEPNを調べていると、ポンジスキームといって、マルチ商法のように、歩いて得られるトークンの価値は、新規参入者が参入する際に払う支出が原資になっていると分かりました。
そのことを知っていたら、多分やらなかったでしょう。
ポンジスキームはいつか破綻か、そうでなくても停滞することは目に見えているからです。
流行りものへの乗っかり方
また、最近DAOや、web3が話題になってるので、流行りものに乗っからなくてはという心理になっていたせいもあるでしょう。
投資信託で分散投資しているのですが、そうすることで既に間接的に乗っかっているという発想には至りません。
ちなみに、NASDAQ100連動投信の分散効果はかなり高いです。
これを買ってれば、間接的に流行りものに載れます。
全世界株式や、S&P500連動投信もありだと思います。
関連記事
今欲しい架空のNFT
間接的にしか、流行りものに乗らないぞと話していたのに、こんなのあったらなあと考えてしまうのはどうかしてますが、
STEPNの何が良かったかというと、既存のものの上位互換になる
(「稼げない歩きから、稼げる歩きへ笑」です。STEPNのことを忘れて、普通に歩くのは気持ちいいので、果たして稼げる歩きが上位互換なのかはおいておいて…)
上位互換とは、共通点があるか代替性があって、どこか優れているということです。
STEPNの何が私を会わなかったかという、前述のように、トークンの相場の変動、ポンジスキーム、アップデートによりスマホに対応しなくなった点です。
それらの課題を克服したNFTなら、興味ありますね。
どんなNTFが欲しいか
既存のものと共通点があるか代替性があって、何か特長がある
金銭以外の価値が原資
既存ユーザーが稼ぐために、新規参入者の出資をあてにしてる点が、ポンジスキームに伴う衰退や、トークン相場の上昇からの下落を招いたので、金銭以外の価値を対価を原資にしたもの。特に人間の通常の活動に伴うものがいいですね。
例えば、額とかいいかもしれませんね。
Twitter やGoogleアカウントのアイコンは丸い形状になってますよね。
そこにNTFを絡ませます。どうやってやるかは知りません。
アイコンの縁の部分がこの世の一点物で、同一性を維持しながらデザインの自由度がある……みたいな感じです。
背景の色となじませる機能も標準装備です。
見た目が変わっても、何らかの手段で一点物(の額)だ! と分かるようにします。
普段のTwitter やGoogleの利用に伴って、トークンが生まれるようにすると、運営の負担が重くなるので、所有し始めてから時間経過によってトークンが生まれるようにします。
額に飾った画像とNFTを紐づけて、あとで閲覧できるようにします。
生まれたトークンが何の役に立つかというと、額に飾った画像とトークンの量が時間経過を表すので、長いことこのアイコン使っていたんだなあとか感慨にふけるのに使います。
単なる時間経過ではなく、稼いだトークンの量で表示することに一種の自己満足が生まれます。
貯まったトークンが何に使えるかは、後で考えます。
運営コスト次第で、マネタイズの仕方が変わります。
コストが低ければ、サイトの広告収入だけでまかなえたり、少しコストが高ければINEスタンプ程度の薄利多売でしのぎ、もっとコストが高ければ、額に飾った画像が時々キラン☆と光るようにするなど付加価値つけて売るようにできたらいいかなあ。
コストが低い場合だと、みんなに喜んでもらって、小銭を稼ぐというこのブログのような……ゲフンゲフン
いまいち、形にならないけど、いい線いってると思うんだよなー(自画自賛)
ちなみに、このアイデアぱくっていいですよ。
ぱくらせて、特許をとらなかった、カラオケの発明者のように後で後悔することになったりして(カラオケの発明者が後で後悔したか知らないけど)
STEPNを逆張りしたNFT 追記(2022.6.28)
余談ですが、追記です。STEPNの逆のタイプのNFTを考えてみました。
一時的にせよSTEPNが流行したのは、
①高コスト高リターン(相場の値動きが大きい)
②様々な要素を持ち
③歩いてトークンが発生する
④NFTに操作性、ゲーム性があり
⑤操作や取引の頻度が高く
⑥自分で結果をコントロールできそうな予感を抱かせるためだと思います。
そういう特徴を持つNFTのうち、どれかがまた流行って廃れるんでしょう。
運営する会社は派手に稼いだ後、軟着陸させ安定運営を続けつつ、稼いだ金で別のことを始めることもできるんだと思います。
ユーザーとしては、高値掴みするときついし、アップデートでNFTを使えなくなると大変ですね。
逆張りが好きなので、それと違うNFTを望むなら、
①低コスト低リターン(相場が安定)
②シンプルで
③保管するだけでトークンが発生し
④NFT自体鑑賞するのに堪える
⑤操作が少なく
⑥放っておいて、あとで確認してニヤッとするタイプ
草食系NFTや、もっと略して草NFTと呼ばれそう笑
追記(2022.6.30)
後日、マイリッチファームを始めました。
ブラウザでできるので、アップデートでアプリがスマホに対応しなくなるリスクを回避でき、放置プレイができて楽からです。
NFTの売買の頻度が少なく、また、GPSを使ったりしないので、STEPNほど国単位での規制の対象になりにくいのではないかと思います。
トークンを稼ぐペースを上げるという、既存のプレイヤーにとっても課金する動機があるのでトークンの価値が比較的安定しそうです。
あと、今後相場が上がりそうな雰囲気もあります。
詳しくは、記事を参考にして下さい。
maruinocorocoro.hatenablog.com
【追記】
2022年9月24日現在、マイリッチファームのトークンとNFTの価格が下落しています。
新規参入を検討されている方は要注意です。
参考までに、トークンの値動きを確認できるサイトのURLを載せておきます。
MyRichFarm(RCH)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap
【追記ここまで】