不動産投資でうまく行った人たちがブログやYouTubeで発信している不動産投資のコツを調べてみたところ、ある共通点が浮かび上がってきました。
そこから、投資信託で利益を上げる方法について仮説を立てました……というより、結局この方法しかないのかという結論になりました。
- 不動産投資のコツ① 価値が減らない物件を買う
- 不動産投資のコツ② 立地にこだわる
- 不動産投資のコツ③ 不動産を担保にして金を借りて、また不動産を買う
- 不動産投資のコツに学ぶ投資信託の買い方
- 結論(ありきたりだけど無難な)
- 投資信託を買った後、暴落に巻き込まれたら、どう考えるべきか
不動産投資のコツ① 価値が減らない物件を買う
不動産投資で億を超える利益を上げた投資家は、価値が減らない物件を買うことを勧めています。
例えば、彼らはボロボロの戸建を底地の土地ごと買うことを勧めます。
戸建の価格は下がっていればいるほど、売買代金のうち建物の部分の価格はそれ以上減る余地が少なく、土地の部分はそもそも価格が減りにくいです。
建物がなくても土地自体は残ります。建物を解体して更地にしたり建物立てたり、売ったり貸したり活用方法が豊富です。
例えば、彼らはRC造(鉄筋コンクリート造)のビルを1棟買うことを勧めます。
建物の一部屋を買うような区分所有の場合、権利関係のせいで融通が利きません。土地の権利(敷地権)も土地全体の一部だけしか手に入りません。土地の持分は建物とセットでやっと意味があり、土地の持分だけを高く買い取ってくれる人は見つけにくいようです。
ビル1棟を買うことで、建物の一部を買うことに伴う不都合を避けられます。
RC造(鉄筋コンクリート造)を勧めるのは、建物自体の価値が下がりにくいからです。
不動産投資のコツ② 立地にこだわる
手に入れた不動産を売ったり貸したりして利益を上げる都合上、客がつきやすい不動産を購入する必要があります。
そこで、東京23区のうち18の区にある不動産だけ……とか
極端な場合、23区のうち2つの区にある不動産だけに絞る投資家もいます。
地方でも住みたい街ランキング上位にある町の不動産は狙い目だそうです。
不動産投資のコツ③ 不動産を担保にして金を借りて、また不動産を買う
レバレッジを利かせるということです。
ここまで来るとリスキーな気がしますが、不動産投資のコツ①が上手く実践できれば手堅く儲けられるのかもしれません。
不動産投資のコツに学ぶ投資信託の買い方
こうしてみると、どこかで見聞きしたことがあるような投資法です。
それぞれ、投資信託に応用すると以下のようになるかと思います。
①価値が減らない不動産を買う → 株式相場が下がった時に、株式型投資信託を買う
②立地にこだわる → 良い投資信託を選ぶ(低コストのインデックスファンドなど)
③不動産を担保にして金を借りて、また不動産を買う → レバレッジ投信を買う(あまりオススメしません。相場を読む自信がある方はどうぞ)
結論(ありきたりだけど無難な)
大儲けしたいなら、ある資産を、それよりも今後儲けが見込める資産と交換すればいいことになります。
株価が暴落して、相対的に価値が上がった通貨で、価値が一時的に下がったがこれから値上がりが見込める株に投資するような場合です。
自信があるなら値動きが大きな投資商品に金をつぎ込むのもありかもしれません。
待機資金をたくさん用意して、暴落時に押し目買いしたいところですが、
待機資金をたくさん用意している時点で、投資機会を逃すリスクもはらんでいます。
暴落という絶好の押し目買いのチャンスを待っている間に、相場が上がってしまって、もはや暴落したところ戻って来ないレベルになってしまうかもしれません。
結局、投資信託の買い方としては、こつこつドルコスト平均法で買いためて時々リバランスするのが良いということになるでしょう。
投資信託を買った後、暴落に巻き込まれたら、どう考えるべきか
上のチャートはS&P500の30年チャートです。
2007年10月に7年ぶりに史上最高値を更新して1539ポイントをつけました。
そして、2009年3月に756ポイントまで下がり、1年と5カ月前と比較してほぼ半減しました。
仮に、2007年10月に1000万円をSPY(S&P500に連動する上場投資信託)に投資していたら、500万円まで下がってしまったイメージです。
ある意味、1000万円で500万円のSPYを買ったのと同視できます。
ひどい買い物ですが、上のチャートを見ていただけると分かるように、「1000万円で買った」その500万のSPYはこれ以上減りようがないという意味が価値があります。
私が持っている投資信託も、同じように「2倍のお金を出して買った投資信託」になるかもしれません。
しかし、上記の不動産投資のコツ①で紹介したような「価値が減らない物件」をようやく手に入れたと見ることができるかもしれません。
将来のことは分かりませんが、そう前向きに捉えたいですね。