まるいの日記

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フィデリティ・世界割安成長株投信 B(Hなし) (愛称:テンバガー・ハンター)を見てみた

 

フィデリティ・世界割安成長株投信 B(Hなし)(愛称:テンバガー・ハンター)をみてみました。

 

新NISAが始まった2024年1月に、月間純資金流入174億円(同月純資産流入ランキング19位)の割と人気のアクティブファンドです。

 

新NISAの成長投資枠での投資が可能なため、

成長投資枠を使った流入が多かったと思われます。

 

全世界の株式から割安株を探して投資します。

 

割安株に投資しているだけあってPER(株価収益率)が低いのが特長です。

 

 

 

 

比較チャート

Source: 楽天証券。2020年3月24日以降のチャート
テンバガー・ハンター、eMAXIS SlimのオルカンS&Pとの比較

 

世界各国の株式に分散投資しつつオルカンより好成績で、大変好感が持てます。

 

信託報酬額が年1.65%と、インデックスファンドと比べるとお高めですが、

それに見合う成績だと思います。

 

月次レポートなどを見ても、流石プロが運用しているだけあってしっかりした印象です。

 

月次運用レポートの見どころ

↓↓ 組み入れ上位銘柄は有名な会社ばかりです。

  ポートフォリオの半分近くをアメリカ株が占めています。

  通貨別組み入れ状況を見てもドルが6割くらいになります。

 

  意外と日本株が9.1%占めています。

  ちなみに、同時期のオルカンに占める日本株の比率は5.6%です。

 

  資本財・サービスと一般消費財・サービスの比率が高く

  情報技術、コミュニケーション・サービスの比率が控えめです。

 

  PER(予想株価収益率)と、PBR(株価純資産倍率)が低く割安感があります。

出典:テンバガー・ハンター 2024年1月・月次運用レポート

  

出典:テンバガー・ハンター 2024年1月・月次運用レポート

出典:テンバガー・ハンター 2024年1月・月次運用レポート

オルカンとテンバガー・ハンターの2024年1月の月次レポートを基に、まるいのまとめ

 

アクティブファンドなので、ファンドマネージャーが変わったり、運用の方針が変わるとパフォーマンスが落ちる可能性がありますが、

 

この調子で好成績を上げると仮定するなら、オルカンと組み合わせてよりリスク分散ができるでしょう。

 

どうやって買ったらいいのか

 

ネットでは買えないようです。

 

LINE証券なら、ネットで買えるかのような書き方になってますが、

LINE証券のページを覗いてみても、FXとCFD取引しかやってないっぽいです。

 

販売会社一覧

証券会社 アイザワ証券あかつき証券SMBC日興証券SBI証券※9 / FFG証券 / OKB証券 / 岡三証券おきぎん証券 / 京銀証券 / ぐんぎん証券 / 三縁証券 / 静銀ティーエム証券 / 七十七証券 / 第四北越証券 / 大和証券※9 ちばぎん証券 / 中銀証券 / 東洋証券野村證券 / 八十二証券 / 浜銀TT証券 / PWM日本証券 / 百五証券 / ひろぎん証券 / 三菱UFJモルガン・スタンレー証券LINE証券※楽天証券※9ワイエム証券
銀行等 愛知銀行池田泉州銀行大垣共立銀行 / 関西みらい銀行 / 北九州銀行京都銀行熊本銀行群馬銀行佐賀銀行 / 三十三銀行 / 清水銀行 / 十八親和銀行十六銀行常陽銀行大光銀行中京銀行中国銀行富山銀行百五銀行福岡銀行北陸銀行北海道銀行三井住友信託銀行三菱UFJ銀行三菱UFJ信託銀行みなと銀行もみじ銀行 / 山口銀行 / 山梨中央銀行琉球銀行
インターネットのみの取扱いとなります。
※ 9 ファンドの取り扱いについては販売会社へお問い合わせください。

 

私が普段使っているSBI証券では、ネットで買えません。

 

IFA(独立系資産アドバイザー)経由で手数料を払うと買えるようです。

 

1億円未満では3.3%の手数料! 

 

お高いですね。

 

出典:SBI証券

出典:SBI証券

 

 

↓↓楽天証券でもおなじような状況で、「IFA手数料」なるものが必要です。

 

出典:楽天証券

出典:楽天証券

 

買いにくい割に買われている?

買いにくい割に買われているのは、成績が良かったからか、

手数料目当てに販売会社が営業を頑張ったか

その両方が原因でしょうか。

 

IFAを通して投資信託を買うメリット

ところで、IFAを通して買うと何かメリットがあるのでしょうか。

 

例えば、株価が暴落している時、焦って安値で買うのを止めたり、

暴落時に買い増しを勧めたりするんでしょうか。

 

フィデリティ「パフォーマンスが良かった投資家は、1位 亡くなっている人 2位 運用しているのを忘れている人」?

そういえば、フィデリティ証券と言えば、

顧客のパフォーマンス調査の結果、

 

投資成績の良かった人の属性は

1位、亡くなっている人

2位、運用したのを忘れていた人

 

だったという報告があったとかいう都市伝説に出てくるあの会社ですね。

 

 

この都市伝説は、「調査によると、フィデリティのアカウントを持っている人の中で最も高いリターンを上げたのは、取引口座の存在すら忘れていた人の口座だった」というフィデリティインベストメンツが発信したとされる新聞記事があったようで、それに尾ひれがついて面白しろおかしく広まったらしいです。

 

放っておくのは、投資先と期間によって最悪にも最高にもなるでしょう。

 

株価が下落前の最高値に達してから底を打つまで放っておけば最悪の結果になりますし、

 

逆に株価が大幅に下落し底を打った時から市場最高値をつけるまで放っておけば最高になるでしょう。

 

「調査によると、フィデリティのアカウントを持っている人の中で最も高いリターンを上げたのは、取引口座の存在すら忘れていた人の口座だった」という元ネタも恣意的なものを感じます。

 

IFAに頼めば、投資したことを忘れるようアドバイスしてもらえたりするんですかね。

 

 

 

 

まとめ

買いにくく、買うとき手数料が発生するのが残念ですが、

 

売れてるのも納得できる良いアクティブファンドです。

 

いざテンバガー・ハンターに投資しようとなると、

IFAとやらと接触するか、取り扱っている証券会社か銀行の窓口まで足を運ぶ必要があります。

 

投資家にも、アクティブさを求めるアクティブファンド……おそろしい。