SBI証券が、新NISAの投資先として選んだオススメ投信「SBIセレクト」に選ばれ、純資産総額も高い人気のアクティブファンド
「インベスコ 世界厳選株式オープン」と
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」を見てみました。
この2つは、価格.comの人気投資信託ランキングでも上位につけています。
あちこちで名前が挙がり長期投資の王道のような扱いになっている eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が上位につけています。そして、意外とアクティブファンドが上位につけています。
インド株式ファンドも5位につけていますが、
インド株式は、IT関係の銘柄が多いです。
それならナスダック100でいいと思うのと、現在は割高なので敬遠してます。
インド株が好きな投資家は、インド株が買われて割高になるタイミングで他に良さそうな投資対象を物色する結果、アメリカのIT関係の株式のうち、比較的割安の銘柄に投資すると思います(偏見)。インド株人気の先には、ナスダック100銘柄の高騰が待っているでしょう(投資は自己責任でお願いします)。
比較チャート
インベスコ 世界厳選株式オープン
インベスコ 世界厳選株式オープンは、先進国の株式の中で良さげなものをファンドマネージャーが選んで投資する投資信託です。
公式発表の「ファンドの特徴」を読むと、凄く儲かりそうな気がしますが、今回はeMAXIS Slim オールカントリー(通称:オルカン)と比較して頭を冷やしながら見てみましょう。
投資対象が被ってる先進国インデックスファンドと比較した方がいいような気もしますが、先進国インデックスファンドにあまり興味がないのと、オルカンの方が価格.comの人気投資信託ランキングの上位につけているからです。
為替ヘッジあり、為替ヘッジなし、配当の頻度で何パターンかあります。
人力で運用しているので信託報酬が高めの年1.903% 。
今回は、純資産総額が高い、為替ヘッジなし、毎月決算型が比較の対象です。
何でこれかというと、単に探しやすいからです。
長期投資するなら、決算の頻度が少ない「年1回決算型」を、配当再投資の設定で積たてることをお勧めします。
SBIセレクトに選ばれているのも「年1回決算型」です。
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信は、アメリカの株式の中からファンドマージャ―が良さげなものを選んで投資する投資信託です。
公式発表の「ファンドの特徴」を読むと、凄く儲かりそうな気がしますが、今回はeMAXIS Slim S&P500と比較して冷静になって見てみましょう。
これも、為替ヘッジあり、為替ヘッジなし、配当の頻度で何パターンかあります。
お抱えの専門家に飯を食わせるため、信託報酬が高めの年1.727% 。
単に探しやすいからという理由で、純資産総額が多いBコースを比較の対象に挙げています。
実際に買うなら、為替ヘッジなしで配当の頻度が低い配当再投資の設定で積たてることをお勧めします。
基本情報比較
どちらも、インデックスファンドと比較して遜色ないリターンを出しています。
パフォーマンス比較
インベスコ 世界厳選株式オープンの3年シャープレシオ(1.71)が、オルカンのそれ(1.39)より高いのにご注目。
これは、インデックスより低いリスクでリターンをあげていることを意味します。
似たリターンでも、リスク(値動きの大きさ)が小さいほど優秀なファンドと言えます。
これだけ見ると、かなり好印象です。
買うの買わないの どっちなんだい
買いません。
「インベスコ 世界厳選株式オープン」と
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」
どちらも素晴らしいファンドであることは間違いないですが、
今後、運用責任者が交代したり、投資の方針が変わったりすると、成績が下がる可能性があるからです。
また、インデックスより圧倒的に成績が良いというわけでもありません(偏見)。
ただし、これらに投資するとインデックファンド以上に他人様に報酬を払いながら、インデックスファンドに見劣りしない成果を挙げられることになるかもしれません。
そういう取引が健全だと思う方にはオススメの投資信託です。
また、大勢の選択に便乗していると安心できるという方にとっても、投資先の選択肢になりうるでしょう。