世界各国が高インフレに苦しんでて、
それに対処するため利上げを発表し、株価が伸び悩んでいます。
株を評価する際、その期待収益率から無リスク資産の利率を引き、標準偏差で割ったりしますが、
利上げによって、債券の利率が上がることによって、
デフォルトしにくい国債や、
為替リスクはあるものの各通貨建てでは元本割れしにくいMMF
の利率が上がり、
無リスク資産クラスの利率が上がることによって、
相対的に株の評価が下がっているためです。
そんな状況の中でも評価額を伸ばしている投資信託を発見しました。
米国高配当株式投信です。
上のチャートは、
楽天資産形成ファンド(株式と債券に投資するバランスファンド)
楽天・全米株式インデックスファンド
楽天・全世界株式インデックスファンド
楽天・米国高配当株式インデックスファンド
を比較した、3年チャートです。
最初の3つの投資信託は、投信積立を設定する際、
よく選ばれるタイプの投資信託です。
どの証券会社も似たような投資信託をつくって売ってます。
各国のインフレと、それに伴う利上げにより、
典型的な投資信託が評価額を落とす中で
楽天・米国高配当株式インデックスファンドは、よく耐えています。
ちなみに、米国高配当株式投信は、SBI証券も取り扱っています。
こちらの方が、信託報酬額が低いので、楽天証券より若干パフォーマンスに優れています。
外部リンク・SBI証券のページへ: SBI・V・米国高配当株式インデックスファンド
以下、モーニングスターのファンド比較機能を使用して得られる情報のスクリーンショットです。
各国がいつもインフレに苦しんでいたり、
利上げを検討しているわけではないので、
長期で見ると、
同じ米国の株式インデックスファンドでも、
S &P 500、
NASDAQ100
といったインデックスに連動する投資信託に積み立てていた方がパフォーマンスが高く出たという実績がありますが、
そういった投資信託と違う値動きをする米国高配当株式インデックスファンドをポートフォリオの中に組み入れると、
リスクを軽減する効果が期待できます。
私も、毎月の積立額の数パーセントだけ米国高配当株式インデックスファンドを積み立てています。
興味がある方は、SBI・V・米国高配当株式インデックスファンドを調べてみて下さい。
追記
2024年3月現在、同ファンドには投資していません。