まるいの日記

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だましだまし政権を維持するしかない

Source: photo-ac.com

 

日本の経済政策を振り返ると、『あーあ』しか出て来ないので、精神衛生上良くないし、記事の雰囲気も暗くなるので自重していましたが、

 

予言めいたことを書いて、後で、予言が当たったか確認しようという遊び心から、

 

ちょいと筆を執ってみようと思って書く記事ですよ。

 

日本のGDPや、一人当たりGDP、給与水準が上がらなくなり失われた30年なんて言われて久しいです。

 

なんで日本経済の衰退を止められなかったのか、

 

有権者の短期的な視点による投票行動と、それによって経済政策に打開策を打てず、打ち手を放ったら放ったで失敗した政権が延命してしまい傷口が広がったのです。

 

どこの政党が政権を取っても、それを政策立案や執行面から支える行政機関の中身は変わりませんから、大して変わらないし、大きく変えるほどの知恵も余力もないんですよ。

 

「どうせ変わらないんだから、政権交代してもいいじゃん」

 

と考えても良さそうなところ

 

「どうせ変わらないんだから、自民党でいいじゃん」

 

という発想のもと、長らくおなじみの顔ぶれを政権の座に居座らせることになりました。

 

これが間違いでした。

 

特に馬鹿馬鹿しいのが、2012年の政権交代劇からアベノミクス

 

リーマンショックに端を発する不況から世界経済が回復しつつあるタイミングで、野田元首相が率いる民主党解散総選挙をやって大敗しました。

 

任期まで待っていたら、世界経済回復の余波を受けて国内景気が上向き、『政策の成果が出て景気が回復した』という評価(誤解?)を得て延命できたでしょうに。

 

政権を取り返した自民党が当時の自民党総裁安倍晋三の名前をとってアベノミクスという名の経済政策を始めました。

 

財政政策と金融政策のポリシーミックスと成長戦略を合わせた『アベノミクス三本の矢』というキャッチ―な触れ込みで始まりましたが、円高の振れ切った為替のバランスを一時的に取り戻すのに貢献した以外の成果は挙がりませんでした。

 

経済が過熱気味になったら消費増税するという三者協議(旧民主党自民党公明党の間で結んだお約束)を反故にして、デフレなのに増税するという失策を犯しました。

 

失政だけでなく明らかな公約違反でもあったので、もうこの時点で、安倍さんを退場させていれば、今よりまだマシだったのに。

 

あーあ

 

ここ2012年以降の日本の経済政策を振り返ると、『あーあ』しか出て来ないですね。

 

そして、ふと疑問がよぎります。

 

なんで、こんな自民党政権がこんなに続いているんだろう。

 

個人的な感想になりますが、彼らは誤魔化すのがとても上手です。

 

モリカケサクラ(森友学園問題、加計学園問題、桜の会問題)を、国会で質問に答えなかったり虚偽答弁で誤魔化し、自民党内部からの批判もくすぶる程度に留めました。

 

右寄りの方々が「身内」をかばうための声の大きさはハンパないです。

 

だましだまし政権の延命を図る与党と、それを支える連帯感の強い方々の連係プレイによって現在の政局が形づくられています。実にへんてこ。

 

Source: 漫画『ベルセルク』1巻より

 

ふさわしくないものが重要なポストに居座ろうというのは、野心(分を超える大きな望)に他ならず、

 

それにふさわしくないものを担ぎ続ける代償は、国民全員が負わなければなりません。

 

 

しかし、残念ながら野心は叶い続け、破滅への道を突き進むかのようです。

 

現在、高市早苗議員が、放送法の解釈変更について糾弾されていますが、高市議員も右寄りの方々からかばわれて、誤魔化し、その場逃れをして、延命するでしょう。

 

さらに、高市早苗議員は、内閣府特命担当大臣という立場にありますが、岸田首相から大臣の職を罷免されることもないでしょう。右寄りの方々が「身内」をかばう時、時の首相にさえ牙をむくのです。自民党は、右寄りの票をあてにしています。岸田首相では手に負えません。

 

(はい、ここが予言です。当たるも八卦、当たらぬも八卦! 後で、当たったか確認しましょう笑)。

 

 

では、有権者の我々は何ができるのか、……

 

 

どこの政党が政権を取っても、それを政策立案や執行面から支える行政機関の中身は変わりませんから、大して変わらないし、大きく変えるほどの知恵も余力もないんですよ。

 

「どうせ変わらないんだから、政権交代させてもいいじゃん」なのか

 

「どうせ変わらないんだから、自民党でいいじゃん」なのか

 

ということですよ。

 

さらに言えば、どこが政権とっても大して変わらないけど、どこかが勝ちすぎると歪みがでてくるので、結果的に得票数が与野党で肉薄するのが日本国民にとってベターです。

 

ベターな結果にたどり着けるのでしょうか。

 

ところで、『それがベターなら、何がベストなの?』 という疑問が湧いてきそうなので書いておきますが、

 

ここ30年、政治的に「これがベスト」と言えるような状況や成果がなかったし、それ以前の状況を再現するような余力が日本に残されていないので、ベストは提案できません。とほほ。まぁ、こつこつベターな選択を物色しましょうや。

 

追記

 

高市さん、やっぱり辞職しなかったな。

 

ま、辞職したからってなんぼ変わるもんじゃないけどね。

 

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