スタジオジブリ新作劇場版アニメ映画「君たちはどう生きるか」を見て来ました。
ネタバレなしでレビューします。
意味が分かるとじわじわ感動します。
「君たちはどう生きるか」というタイトルからイメージするような、説教くさい内容ではないです。
テーマ、設定、世界観に深い意味が込められていると解釈しました。その内容を書くとネタバレになるので自粛しますが、宮崎監督は、年齢的にこれが最後の作品になるかもしれないから、これを持ってきたのかなと思います。
スタジオジブリの過去作を彷彿とさせるシーンが多く、スタジオジブリ祭りといった感じです。スタジオジブリの作品は、高評価を博したものもあれば、辛い評価を受けたものもありますが、総じてジブリが好きな人は、意味が分からなくても雰囲気だけで楽しめるでしょう。
絵の躍動感と、足音などのサウンドの臨場感が凄いです。これは、映画で見ないと体感しにくいかもしれません。
観客に解釈の余地を残したためか、見終わった後、若干の気がかりが残りました。
この作品は、作中の最後のシーンの後どうなるのかを、作中にちりばめられたヒントをつなぎ合わせることで大感動の展開が待っていると推測できるのが、一つのミソになっています。
ただし、果たして、私のこの作品の解釈は合ってるのか。
スタジオジブリの中では、嫌いじゃないけど、一番好きというわけではない。そして、気がかりとともに非情に印象に残る作品でした。
そして、気がかりを解消するために、あの有名な同名の本を読まないといけないのかもしれません。
君たちはどう生きるか (岩波文庫) 文庫 – 1982/11/16