aiko の「花火」をご存じでしょうか。
aiko のYouTube公式チャンネルにミュージックビデオがあがっています。
これを普通に聞いているだけでは、不思議な歌詞の明るい曲です。
『夏の星座にぶら下がって 花火を見下ろして』という歌詞がどこから思い浮かぶのか謎ですが、
歌詞だけ見ると、曲を聴いていては見落とす諸々が分かるから不思議です。
外部サイト:https://www.uta-net.com/song/12076/
(歌詞には著作権があるらしいので、上記サイト(Uta-Net)でご覧いただくか、検索してみてください)
かなり昔の曲ですが、最近になってやっとその意味、歌詞の発想がどこから来たのか、曲のテーマに今さらながらに気づきました。
失恋の歌で、自分の失恋を花火に例えて、それを客観的に見てるんですね。
だから、『夏の星座にぶら下がって 花火を見下ろして』 『涙を落して火を消した』なんです。
失恋の歌なのに、なぜか明るいのはセンスが異常です。
そういうセンスが異常な歌は、他にも心当たりがあります。
覇王大系リューナイトというアニメのOP曲「Good-bye Tears」です。
歌は高橋由美子。たまに週刊誌に色恋沙汰でとりあげられる……ゲフンゲフン
……今やベテランのアイドルです。
明るい曲と躍動感のあるアニメーション。
これから大冒険活劇は始まる予感がするぞい!
という印象のOPですが、流れる歌をよく聞くと失恋がテーマの歌なんですね。
歌詞は下記サイトに飛ぶか、ググってください。
外部サイト: https://utaten.com/lyric/ja00003136/
失恋をも前向きに捉えようとする健気さに、もらい泣きしてしまいそうですが、
歌詞の内容と、曲、アニメーションの明るさとの間のギャップにあてられます。
アニメ自体は、ポンコツ騎士の成長を描くビルドゥングスロマンあふれる良作です。
それとのギャップも狙ってのOPなんでしょうか。
完熟メロンに塩のきいた生ハムを巻いて食べるようなセンスを感じて脱帽です。