まるいの日記

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債券少しだけでも効果あるだって!? 嘘くせー笑…なので、再々検証したところ……

 

【追記】

注意

今回、95年前からのMSCI ACWIのデータが使われているような内容になっていますが、

MSCI ACWI のデータは1969年以降のものしかありません。

Gemini さんが、回答をでっちあげたことになります。

 

参考記事

MSCI ACWI(全世界株式インデックス)とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)の過去100年のデータ(?)

https://maruinocorocoro.hatenablog.com/entry/10200

 

↑↑ とても上手に嘘をついた様子を記録しました。

【追加ここまで】

 

 

前回の検証の結果(株価暴落時前後には株:債券=9:1がよい)が腑に落ちなかったので、ハルシネーション(Hallucination=「幻覚」)の可能性を疑いました。

 

ハルシネーションは、生成AIが虚偽の情報を生成してしまう現象のことです。

 

追加の検証のために、株の比率を上げてみたら、どういう回答になるか確認したところ、想定外の質問だったためか? Gemini さんを混乱させてしまいました。

 

今回は、その一部始終を書きます。

 

Gemini さんへの質問文

あなたはプロのファンドマネージャーです。
下記の15の株価暴落時について、

①ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に9:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が9:1になるようにリバランスする投資手法、

②ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に20:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が20:1になるようにリバランスする投資手法、

③ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に30:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が30:1になるようにリバランスする投資手法、

④ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に40:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が40:1になるようにリバランスする投資手法、

⑤ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に50:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が50:1になるようにリバランスする投資手法、

⑥ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に60:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が60:1になるようにリバランスする投資手法、

⑦ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に70:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が70:1になるようにリバランスする投資手法、

⑧ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に80:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が80:1になるようにリバランスする投資手法、

⑨ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に90:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が90:1になるようにリバランスする投資手法、

⑩ACWIに連動する投資信託だけに投資する投資手法、ACWIに連動する投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託に100:1の割合で積立投資し毎年1回評価額が100:1になるようにリバランスする投資手法。
 
1929年世界恐慌、 1931年イギリス銀行破綻、 1932年ドイツ銀行破綻、 1933年アメリカ銀標準法廃止、 1939年第二次世界大戦勃発、 1941年真珠湾攻撃、 1945年第二次世界大戦終結、 1973年オイルショック、 1987年ブラックマンデー、 1990年代バブル崩壊、 1997年アジア通貨危機、 2000年代ドットコムバブル崩壊、 2008年リーマンショック、 2010年欧州債務危機、 2015年中国株価暴落、 2020年新型コロナウイルス感染症

 

ACWI連動投資信託は年率0.05775%のコストがかかります。FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に連動する投資信託は、年率0.154%のコストがかかります。配当や利息、リバランス時の売却益に20.315%の税率の税金を払います。

 

 

 

 

15の株価暴落局面における投資手法比較

はじめに

このシミュレーションでは、15の過去の株価暴落局面における、下記10種類の投資手法の運用結果を比較します。

投資手法

  1. 9:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を9:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が9:1になるようにリバランス
  2. ACWIのみ:ACWI連動投資信託のみへの積立投資
  3. 20:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を20:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が20:1になるようにリバランス
  4. 30:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を30:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が30:1になるようにリバランス
  5. 40:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を40:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が40:1になるようにリバランス
  6. 50:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を50:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が50:1になるようにリバランス
  7. 60:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を60:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が60:1になるようにリバランス
  8. 70:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を70:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が70:1になるようにリバランス
  9. 80:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を80:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が80:1になるようにリバランス
  10. 90:1 リバランス:ACWI連動投資信託とFTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)連動投資信託を90:1の割合で積立投資し、毎年1回評価額が90:1になるようにリバランス
  11. ACWIのみ:ACWI連動投資信託のみへの積立投資

評価方法

シミュレーション条件

  • 投資期間:1929年から2023年までの95年間
  • 積立金額:年間100万円
  • 投資信託コスト:
  • 税率:配当や利息、リバランス時の売却益に20.315%

結果

ポートフォリオ価値

| 投資手法 | 1929年 | 1931年 | 1932年 | 1933年 | 1939年 | 1941年 | 1945年 | 1973年 | 1987年 | 1990年代 | 1997年 | 2000年代 | 2008年 | 2010年 | 201

(原文ママ)

情報提供者:Bard(Google AIの大規模言語モデル
情報提供日:2024年5月20日
URL:https://blog.google/technology/ai/bard-google-ai-search-updates/

 

質問文

続きをお願いします。

 

15の株価暴落局面における投資手法比較(続き)

結果

ポートフォリオ価値(続き)

投資手法 2015年 2020年 最終
9:1 リバランス 14,444,231 22,198,493 34,411,224
ACWIのみ 14,192,982 21,767,531 33,584,472
20:1 リバランス 14,298,203 21,922,126 33,843,123
30:1 リバランス 14,365,438 22,021,411 34,114,082
40:1 リバランス 14,416,751 22,106,134 34,344,231
50:1 リバランス 14,453,142 22,177,221 34,522,724
60:1 リバランス 14,484,615 22,234,672 34,692,575
70:1 リバランス 14,511,268 22,287,491 34,854,822
80:1 リバランス 14,534,101 22,336,682 35,009,321
90:1 リバランス 14,553,214 22,382,245 35,156,172
ACWIのみ 14,192,982 21,767,531 33,584,472

ポートフォリオリスク(標準偏差

投資手法 ポートフォリオリスク
9:1 リバランス 15.03%
ACWIのみ 16.04%
20:1 リバランス 15.46%
30:1 リバランス 15.29%
40:1 リバランス 15.15%
50:1 リバランス 15.04%
60:1 リバランス 14.95%
70:1 リバランス 14.88%
80:1 リバランス 14.81%
90:1 リバランス 14.76%
ACWIのみ 16.04%

考察

15の株価暴落局面におけるすべての投資手法において、9:1リバランスが最も高いポートフォリオ価値を達成しました。これは、株式と債券の配分を定期的に調整することで、リスクを抑えつつリターンを追求できたことが要因と考えられます。

一方、ACWIのみの投資手法は、すべての暴落局面で最も低いポートフォリオ価値となりました。これは、株式のみへの投資であるため、株価暴落の影響を大きく受けやすいことが要因と考えられます。

結論

過去の株価暴落局面において、最も安定的に高いリターンを追求したい場合は、9:1リバランスの投資手法が最適であると言えます。ただし、過去の結果が将来の運用結果を保証するものではないことに注意する必要があります。

投資判断はご自身の責任において、十分な情報収集と検討をお願いします。

補足

  • このシミュレーションは、あくまで参考情報であり、投資判断を推奨するものではありません。
  • 実際の運用結果は、経済情勢や市場環境等によって大きく異なる可能性があります。
  • 投資にはリスクが伴います。投資判断を行う前に、金融商品

(原文ママ)

情報提供者:Bard(Google AIの大規模言語モデル
情報提供日:2024年5月20日
URL:https://blog.google/technology/ai/bard-google-ai-search-updates/

 

 質問文

『9:1リバランスが最も高いポートフォリオ価値を達成しました。』とありますが、「90:1リバランス」の間違いではないですか。

 

ご指摘ありがとうございます。誤りがありました。

シミュレーション結果を再度確認したところ、90:1リバランスがすべての株価暴落局面において最も高いポートフォリオ価値を達成していました。9:1リバランスは、二番目に高いポートフォリオ価値を達成していました。

表を修正しましたのでご確認ください。

投資手法 最終
90:1 リバランス 35,156,172
9:1 リバランス 34,411,224
ACWIのみ 33,584,472
... ...

誤った情報を提供してしまい、大変申し訳ございませんでした。

考察

90:1リバランスが最も高いポートフォリオ価値を達成した理由は、以下の2点が考えられます。

  1. 債券の割合が高い: 90:1リバランスは、債券の割合が90%と高いため、株価暴落の影響を受けにくいポートフォリオ構成になっています。
  2. リバランス効果: 定期的なリバランスにより、債券の利回りを株式投資に再投資することで、長期的なリターンを向上させる効果があったと考えられます。

しかし、債券の割合が高いということは、株式市場の成長から得られる恩恵も小さくなることを意味します。投資判断を行う際には、リスクとリターンのバランスを十分に検討する必要があります。

結論

過去の株価暴落局面において、最も高いリターンを追求したい場合は、90:1リバランスの投資手法が最適である可能性が高いと言えます。ただし、過去の結果が将来の運用結果を保証するものではないことに注意する必要があります。

投資判断はご自身の責任において、十分な情報収集と検討をお願いします。

参考情報

 

『90:1リバランス』は、株:債券が90:1の配分で投資する方法です。債券の比率は低いです。計算が間違っていたらやり直してください。

 

ありがとうございます。ご指摘の通り、90:1リバランスは、**株式90%:債券10%**の配分で投資する方法であり、債券の比率は低いですね。

前回の回答で誤った情報を提供してしまったこと、大変申し訳ございませんでした。

シミュレーション結果を再度確認し、修正しました。

ポートフォリオ価値(修正後)

投資手法 最終
100:0 ACWIのみ 35,156,172
90:1 リバランス 34,807,123
80:1 リバランス 34,459,271
70:1 リバランス 34,112,622
60:1 リバランス 33,766,174
50:1 リバランス 33,420,027
40:1 リバランス 33,074,180
30:1 リバランス 32,728,633
20:1 リバランス 32,383,386
10:1 リバランス 32,038,439
ACWIのみ 31,693,792

考察

債券の比率が低い90:1リバランスは、債券の割合が高いリバランス手法と比較すると、株価暴落の影響を受けやすく、最終的なポートフォリオ価値も低くなっています。

しかし、100%株式の投資手法と比較すると、90:1リバランスは、債券の利息収入を得られること、リバランス効果による長期的なリターンの向上が期待できるというメリットがあります。

結論

過去の株価暴落局面におけるシミュレーション結果では、100%株式の投資手法が最も高いポートフォリオ価値を達成しました。しかし、これはあくまでも過去の結果であり、将来の運用結果を保証するものではありません。

投資判断はご自身の責任において、十分な情報収集と検討をお願いします。

参考情報

情報提供者:Bard(Google AIの大規模言語モデル
情報提供日:2024年5月20日
URL:https://blog.google/technology/ai/bard-google-ai-search-updates/

 

質問文

『90:1リバランスは、株式90%:債券10%**の配分で投資する方法であり、債券の比率は低いですね。』とありますが、90:1リバランスは、株式98.9%:債券1.0989%**の配分で投資する方法です。

 

大変申し訳ございません。誤った情報を提供してしまいました。

90:1リバランスの正しいポートフォリオ配分は、**株式98.9%:債券1.0989%**ですね。

前回の回答で誤った配分情報をお伝えしてしまったこと、重ねてお詫び申し上げます。

シミュレーション結果を再度確認し、修正しました。

ポートフォリオ価値(修正後)

投資手法 最終
100:0 ACWIのみ 35,156,172
98.9:1.0989 90:1 リバランス 34,739,123
80:1 リバランス 34,313,271
70:1 リバランス 33,887,622
60:1 リバランス 33,461,174
50:1 リバランス 33,035,027
40:1 リバランス 32,608,880
30:1 リバランス 32,183,333
20:1 リバランス 31,757,786
10:1 リバランス 31,332,239
ACWIのみ 30,906,692

考察

債券の比率が1.0989%と極めて低い90:1リバランスは、債券の利息収入はほとんど期待できませんが、株式市場の成長から得られる高いリターンを追求できる投資手法と言えます。

ただし、債券の比率が低いということは、株価暴落の影響を受けやすいというリスクもあります。

結論

過去の株価暴落局面におけるシミュレーション結果では、100%株式の投資手法が最も高いポートフォリオ価値を達成しました。しかし、これはあくまでも過去の結果であり、将来の運用結果を保証するものではありません。

投資判断はご自身の責任において、十分な情報収集と検討をお願いします。

参考情報

 情報提供者:Bard(Google AIの大規模言語モデル
情報提供日:2024年5月20日
URL:https://blog.google/technology/ai/bard-google-ai-search-updates/

 

 

 

 

まとめ

今回は、株に対して債券比率を下げても効果があるか確認を試みました。

 

この記事の最初の計算によると、

2029年から2023年の95年間について、

MSCI ACWI(全世界株式インデックス)連動投信のみに積み立てるより、20分1、30分の1、……のようにわずかでも債券を入れた方がリターンが上がりました。

 

オルカンが連動するMSCI ACWIと eMAXIS Slim 先進国株式インデックスが連動する FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)に90:1の割合で積み立てて、年1回でリバランスすると他の成績がよいらしいです。

 

ところどころ誤字があったので、数回修正するよう頼みましたが、誤字が直りません。

そもそも最初の計算が間違っていた可能性があるため、再計算してもらったら、今度は、オルカンだけに積み立てる方がリターンが高いという結論を出しました。

 

ただ、2回目の計算結果の表を見ると

100:0 ACWIのみ ポートフォリオ価値 35,156,172

ACWIのみ     ポートフォリオ価値 30,906,692

となり、この「100:0 ACWIのみ」と、「ACWIのみ」は同じもののはずなのに、評価が異なりました。

 

これは、質問に対して辻褄があうような回答を出そうとして、計算に手心を加えた可能性があります。

 

前回の記事では、1929年からの2024年(注:今回は1929年からの2023年、前回は1929年からの2024年)では、株と債券を半々の時が成績良好と出ました。

 

1929年から2024年までなら、株と債券を半々

1929年から2023年までなら、株と債券を90:1

というように、相場によって有効な株と債券の比率が変わるのかもしれませんし、

そもそも計算が間違っていることも考えられます。

 

生成AIを使うときは、どこが本当で、どこが間違いなのか頭使う必要があるんですが、前回と今回の記事で引用した Gemini さんの回答を見る限り、以前として、オルカンだけに投資するよりは、債券をポートフォリオに入れた方がいい可能性を否定できません。

ただし、オルカンの90分の1のように極端に低い比率の債券を入れるのが、疑わしく、このあたりの真偽はExcel で自力で計算して確認を取るしかないでしょう。

では、当ブログでそれをやるのかというと……とても大変そうなので、AIの発展を待ちましょう。