まるいの日記

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菅直人氏が政界引退したことについて

 

菅直人氏、政界引退

いろんなことを書くブログなので、こういう記事も書いちゃうのです。

 

イムリーな話題ではないですが、菅直人氏が政界を引退しました。

 

10月9日に衆議院が解散し、5日公示、27日投開票の衆院選に立候補しないらしいです。

 

 

 

原発事故対応

たくさんの活躍をされましたが、個人的に印象に残っているのは、東日本大震災が発生震災対応や、福島第一原発の事故対応です。

 

特に、原発の原子炉格納器の圧力を下げる指示を出した功績について、あまり語られることがないので、書いておきたいと思います。

 

原発の電源が消失して、冷却装置が稼働しなくなり、炉心融解

 

原子炉格納器内の温度が上昇し、内部の圧力が上がることで格納器が破損する危険性が高くなりました。

 

海水を注入して、格納器の内部の温度と圧力を下げる必要があるが、その作業前に各納器内部の気体を抜いて圧力を下げるベントを行う必要がありましたが、設計上、内部の圧力に耐えられたことからベントするかどうかで意見が分かれていましたが、この時、ベントすべきとの判断を下したのが菅直人氏で、実際ベントをすることになりました。

 

そのタイミングでは、設計上、内部の圧力に耐えられるとのことでしたが、津波の被害で、「設計上、機能するはずだった冷却装置が動かない」状態で、「設計上、こうなる」という意見が当てにならない中、適格に安牌を取りました。当時、ニュースを見ながら、ハラハラしてましたが、ベントしたことで最悪の事態が当面去ったことで安心したことを覚えています。

 

仮に、海水の注入前に、内部の圧力に耐えられなくなって原発格納器が破損し、放射性物質が漏れる事態になっていたら、日本終了だったと思います。

 

ひょっとしたら、菅直人氏は日本の救世主だったのかもしれません。

 

東工大出身。旧民主党政権で首相を務め、枝野幸男のような逆境に強いやつを官房長官に据えて危機をあの程度で収めました。よくよく考えてみると、日本人は運がよかったですね。

 

お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。