まるいの日記

投資信託・ETFの比較分析など、長期投資に役立つ記事を中心に書いています。

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【実践レポ】五大商社をS株で少額投資|SBI証券×NISAで約5万円から始める方法

SBI証券のNISA×S株(単元未満株)を活用し、約5万円・手数料0円から三菱商事・伊藤忠・三井物産・住友商事・丸紅の五大商社に1株ずつ投資する方法を図解。バフェットも保有する高配当銘柄群を利回り3〜4%で非課税保有できる入門戦略。

 

 

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五大商社をS株で購入|SBI証券のNISA口座で実際に買ってみた

先日、ついに念願の五大商社株への投資をスタートしました。

選んだのはSBI証券のNISA口座を使ったS株(単元未満株)での購入です。

今回購入したのは以下の銘柄。

  • 伊藤忠商事:5株
  • 丸紅:2株
  • 三井物産:2株
  • 住友商事:2株
  • 三菱商事:3株

合計14株で、投資金額は各社約1万円、計約5万円です(株価は購入時のもの)。

初めての商社株投資としては、ちょうどいいスタートになったと思います。

 

なぜ五大商社を選んだのか?初心者にもわかる投資メリット

五大商社への投資を決めた理由はいくつかあります。

まず知っておきたいのが、商社という業態の面白さです。

 

五大商社だけで「自家製・商社ETF」を作れる理由

実は、商社セクターのETF「NEXT FUNDS 商社・卸売(1629)」という商品があります。このETFの構成銘柄を見ると、なんと約7割から8割を五大商社が占めています。

つまり、五大商社に均等に投資すれば、実質的に自分で商社ETFを組んだようなもの。ETFの信託報酬を払わずに済むのも嬉しいポイントです。

(ETFには、卸売・専門商社も含むため、完全に同じ値動きにはなりません。

また、個別株を買うことでETFの長所である自動リバランス、売買コストの安さ、分配金の安定性といったメリットを敢えて捨てる選択になります)。

 

五大商社は分散投資の塊|資源・非資源に幅広く投資できる

商社は1社の中に多様な事業を抱えています。

エネルギーから食料、インフラ、金融、小売りまで。世界中のあらゆる産業に少しずつ関わっているのが商社という存在です。

5社に分散投資することで、さらにリスクが分散されます。例えば資源価格に強い三菱商事や三井物産と、非資源分野(コンビニや食品)に強い伊藤忠商事を組み合わせることで、資源価格の変動による影響をゼロにはできませんが和らげることができます。

 

配当利回り3〜4%|五大商社の高配当と累進配当の魅力

商社株のもう一つの魅力は配当利回りの高さ。各社とも3%から4%程度の利回りがあります。

しかも、三菱商事や伊藤忠商事は「累進配当」を宣言しており、原則として減配しない方針を掲げています。長期保有するほど、安定した配当収入が期待できる銘柄群なのです。

 

五大商社に株主優待がない理由と、投資家としての向き合い方

五大商社(伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅)には、株主優待制度がありません。

QUOカードや自社商品の詰め合わせを期待していた方には、少し物足りなく感じるかもしれません。

 

優待がない=株主軽視ではない

ただし、これは決して「株主を大切にしていない」わけではありません。

五大商社は、株主還元を「配当金」と「企業価値の向上」に集中させています。優待品を用意するコストをかけるより、稼いだ利益を株主全体に公平に分配する方針です。

 

私見|五大商社株に優待がなくても結構

私自身、優待がないことに不満は感じていません。「優待品はもらえないけれど、事業の稼ぐ力と安定配当で報いてくれる銘柄」と割り切って買いました。

楽しさ重視なら優待株、堅実さ重視なら商社株。投資の目的が違うだけだと思います。

 

NISAだから配当も活かせる|商社株の配当戦略の考え方

本来は、配当を出さずに内部留保を成長投資へ回し、株価を上げてくれる企業の方が投資効率は高くなります。
ただしNISAでは配当が非課税で受け取れますし、商社株は配当落ち後に株価が下がりやすく、買い増しのチャンスが生まれます。
そのため今回は「配当を受け取る」という点については割り切って投資します。

 

ウォーレン・バフェットも投資|五大商社が評価される理由

投資の神様ウォーレン・バフェット氏も、五大商社すべてに投資しています。

2020年8月に投資を公表して以来、段階的に買い増しを続け、現在では各社の発行済み株式数の約9%から10%超を保有(時点により保有比率は変動する模様です)。バフェット氏が五大商社を「バークシャー・ハサウェイと似ている」と評したのは有名な話です。

多角化されたビジネスモデル、高い配当利回り、割安な株価。これらすべてがバフェット氏の投資哲学にぴったり当てはまるわけです。

 

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五大商社5社を比較|それぞれの強みと特徴を整理

同じ「総合商社」といっても、各社には明確な違いがあります。

 

伊藤忠商事|非資源分野に強い高評価商社

非資源分野に圧倒的な強み。繊維、食品、ファミリーマートなど、景気に左右されにくい事業が中心です。そのため、五大商社の中で最もPERが高く評価されています。

 

三菱商事|業界トップの安定感と株主還元

業界首位の安定感。資源と非資源のバランスが良く、株主還元にも積極的。「迷ったら三菱」という投資家も多い銘柄です。

 

三井物産|資源・エネルギーに強い成長型商社

エネルギーと資源分野で抜群の強さ。鉄鉱石やLNGで世界トップクラスのシェアを誇ります。資源価格の上昇局面では特に力を発揮する会社です。

 

丸紅|ROE改善が進む効率経営の商社

効率経営の旗手として近年評価が急上昇。穀物トレーディングと電力事業に強みがあり、ROEの高さが際立ちます。バフェット氏が最初に注目した理由もここにあると言われています。

 

住友商事|割安水準が続く注目の総合商社

五大商社の中で割安水準にあることが多いです。輸送機、不動産、メディア事業など多角的な展開が特徴で、PBRが1倍に近い水準で放置されています。「掘り出し物」を探している投資家には魅力的な選択肢でしょう。

 

NISA×S株のメリット|五大商社を少額で買う方法

今回、あえてS株を選んだのには理由があります。

 

1株から買える|少額で商社株投資を始められる

通常、株式投資は100株単位(単元株)での購入が基本。五大商社の場合、1単元だと20万円から50万円程度の資金が必要になってしまいます。

しかしS株なら1株から購入可能。数千円単位で投資をスタートできます。

 

手数料0円|SBI証券S株のコストメリット

SBI証券のS株は売買手数料が完全無料。買付時も売却時も0円です。

他社では「スプレッド」という隠れたコストが発生することもありますが、SBI証券ならそれもありません。取引所の実勢価格で約定するため、コスト面では業界最安水準と言えるでしょう。

 

配当・売却益が非課税|NISA成長投資枠の強み

NISA口座の「成長投資枠」を使えば、配当金にかかる約20%の税金がゼロになります。

例えば年間3000円の配当金を受け取る場合、通常なら税金で約600円引かれてしまいますが、NISAならこれが丸ごと手元に残る。長期で保有するほど、この差は大きくなっていきます。また、NISA枠で買ったS株を売却するときの売却益も非課税になります。

 

注意点|S株は買付余力に余裕が必要

SBI証券でS株を注文する際は、成行注文になるため、実際の株価の1.2倍程度の資金が口座にないとエラーになることがあります。余裕を持って入金しておくとスムーズです。

 

注意点|NISA預りやS株は貸株できない

SBI証券には「貸株サービス」があり、特定口座・一般口座で保有する単元株を貸し出すことで、年率0.1%程度からの貸株金利を受け取ることができます。
ただし、NISA口座で保有している株式や、S株(単元未満株)は貸株の対象外となっています。

 

  • NISA × S株 × 貸株
    👉 この3つは同時に成立しない

 

  • 「配当+値上がり益+貸株金利」を狙うなら
    👉 特定口座+単元株が必要

 

  • 「少額・非課税・気軽さ」を重視するなら
    👉 NISA+S株で割り切り

 

商社株に多い値動きの傾向|知っておきたいアノマリー

投資をする上で、アノマリー(経験則的なパターン)を知っておくと役立ちます。

商社株には独特のアノマリーがいくつか存在するのです。

 

配当権利落ち後に反発しやすい傾向

3月末と9月末の権利落ち日に株価が大きく下がった後、1〜2ヶ月かけて株価が回復しやすい傾向があります。高配当銘柄である商社株ならではの動きです。

 

5月決算後に動きやすい理由

「セル・イン・メイ(5月に売れ)」という格言がありますが、商社株の場合は逆に上昇することも。本決算発表で株主還元策が強化されると、夏場にかけて独歩高になるケースが目立ちます。

 

資源価格・為替と商社株の関係性

原油や鉄鉱石の価格上昇、そして円安は商社株にとって追い風。ただし最近は非資源分野が強化されているため、昔ほど資源価格だけに左右されなくなっています。

 

これらアノマリーは傾向を示すものであり、絶対そうなるいうものではないことにご留意ください。

 

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SBI証券でS株を買う手順|NISA口座での購入方法を解説

実際の購入手順も簡単です。

 

① 銘柄を検索する

SBI証券のアプリやブラウザで銘柄を検索。

証券コード(例:三菱商事なら8058)を入力すれば、すぐに銘柄詳細画面が表示されます。

 

② 現物買を選び「S株」を指定

画面右下の「現物買」ボタンをタップ。

ここで重要なのが、価格の欄で必ず「S株」を選択すること。これを忘れると通常の単元株注文になってしまいます。

 

👇ブラウザで注文するときは、「単元未満株注文」をクリックします。

単元未満株式注文

 

③ NISA(成長投資枠)を選択

預り区分は「NISA(成長投資枠)」を選択。特定口座(課税)にならないよう、必ず確認しましょう。

 

④ 注文を確定する

株数を入力して取引パスワードを入れて「注文確認」を選択、確認画面に遷移して、購入株式数や預り口座がNISAになっていることなどを確認してください。

確認してO.K.なら「注文発注」を選んで注文完了。

翌営業日の決まった時間に約定します。

 

S株の約定タイミングと注意点

S株はリアルタイムで約定しません。

事前に注文を入れると決まったタイミングで約定します。

注文のタイミングは夜間や早朝がおすすめ。

前日の夜に注文しておけば、翌朝一番の始値で買えるのでシンプルです。

注文時間と約定のタイミング(価格が決まる時):

  • 深夜 〜 07:00:当日の前場(朝)の始値
  • 07:00 〜 10:30:当日の後場(昼)の始値
  • 10:30 〜 13:30:当日の大引け(夕方)の終値

相場急変時は想定とずれる場合があります。

祝日・半日立会い日は例外がありますのでご注意ください。

 

👇1枚目(夜に注文)、2枚目(翌朝約定)

例:1月12日の夜のうちに注文

例:1月13日の朝に約定

 

今後の投資戦略|オルカン中心+五大商社S株をサテライトで運用

オルカン8割、金1割、サテライト1割で運用しています。

五大商社のS株はサテライト枠の一部です。

権利落ち後や円高で一時的に下がったタイミングを狙って、コツコツ買い増す予定です。長期的には各社100株ずつ(単元株)を目指したいですね。そうなれば年間の配当金もまとまった金額になるはずです。

五大商社への投資は、日本経済全体への投資でもあります。

バフェット氏が買っているものと同じ銘柄を、保有できるというのも、投資の醍醐味。

配当金をもらう投資をするのは久しぶりなので、ちょっと楽しみです。

 

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