- My Rich Farm のホワイトペーパーを読んでみよう
- Rich Metaverse に関するまとめ
- Rich Metaverse の感想
- The Sandbox って何？
- My Rich Farm は、第２の The Sandbox になれるか
今回は、2022年8月20日の時点で得られた情報から、NFTゲーム・My Rich Farm（マイリッチファーム）の運営がつくろうとしているRich Metaverse がどんなものになりそうか管理人の妄想とはかない願望を垂れ流します。
My Rich Farm（マイリッチファーム）をご存じない方は、こちらの記事をご覧になって下さい。
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My Rich Farm のホワイトペーパーを読んでみよう
My Rich Farm のホワイトペーパーに Rich Metaverse について書いてあるので、読んでみましょう。
外部リンク： About MyRichFarm - MyRichFarm
まず、スマホなどの携帯機器で利用可能な「mobile version」を開発するそうです。
「mobile version」では、アバター同士で会話ができるようになります。
パソコンでも使えるようになります。
アバターを、衣服や、乗り物や、家で着飾れるそうです。
たぶん、ガチャを引かせるんでしょう。
「Club」が実装されますが、Rich Metaverse 内の「施設」なのかはっきり書いてません。「Club」はプレイヤーにインセンティブを与えて、My Rich Farm を広めさせるためのもののようです。
「リッチの殿堂」に名前が載ったプレイヤーは、オリジナルのNFTをデザインして売れるようになるそうです。
オープンワールドの The Sandbox のようなゲームプレイが Rich Metaverse の開発の方向性となるだろうとのことです。
Rich Metaverse について、以降、明確な記述はありませんが、ホワイトペーパーがどのように続くのかざっと見てみます。
従来の農場経営ゲームをベースにして、「産業をテーマにした」ＮＦＴのついた新しい街を建てるそうです。
Rich Metaverse とどう関係があるのか不明です。
農業と産業を基にして、人類の文明の発展歴史をシミュレートする（直訳すると「似せる」）そうです。
シミュレーションゲームになるんでしょうか。
Rich Metaverse に関するまとめ
携帯版をつくり、アバター同士の会話ができるようになる。
パソコン版をつくり、アバターを服、乗り物、家などの装飾品で盛れる。
（管理人はガチャを引かせると予想）
The Sandbox が開発の方向性。
Rich Metaverse の感想
アバター同士の会話は、Twitter やDiscord で十分。
アバターを装飾品で飾れるのは、多分すぐ飽きます。
ここまでの内容は、あまりわくわくしません。
しかし、管理人は、ここにビビッと来ました。
The open-world sandbox gameplay will be our developing direction of RICH Metaverse.
（オープンワールドの The Sandbox のようなゲームプレイが Rich Metaverse の開発の方向性となるだろう）
『The open-world sandbox』とは、メタバース、web3.0、DAOの成功事例として有名で、土地NFT・「LAND」が数十万円から百数十万円で取引される The Sandbox のことでしょう。
では、My Rich Farm が開発の方向性に位置付ける The Sandbox とはどういうものなのでしょうか。
The Sandbox って何？
The Sandbox は、イーサリアムのブロックチェーン上で提供されているNFTゲームです。
LAND（ランド）と呼ばれる、仮想の土地上でゲームを作って他人に遊んでもらったり、美術館を開いて招待したり、オリジナルのアイテムやキャラクターを作ってLAND（ランド）に置いたり、マーケットで売ったりできます。
The Sandbox の特徴は、ボクセルアート、ゲーム作成、マーケット、メタバースです。
それぞれ紹介します。
ボクセルアート
ボクセル（英：voxel）は、体積の要素で、１単位を正方形で表したものです。
体積（volume）とピクセル（pixel）を合わせた造語です。
ボクセルアートは、このボクセルという正方形の１単位を、積み木細工の要領で積み上げて作ったバーチャルなアバター、動物、アイテム、建造物などのことです。
いわば、立体的な点描（ドットアート）です。
上のGif のようにモデリングができ、ボクセルで作った工作を、ボクセルモデルと呼びます。
The Sandbox のユーザーは、無料ツールのVoxEdit（ボックスエディット）を使って、ボクセルアート、ボクセルモデルを作成することができます。
パソコンの画面上で工作ができるイメージです。
ゲーム作成
Game Maker を使って、VoxEdit（ボックスエディット）で作ったボクセルモデルでゲームを作ることができます。
マーケット
自作したボクセルアート、ボクセルモデル、ゲームをマーケットで販売することができます。
ゲームの舞台となるLAND（土地）も、マーケットで売っています。
メタバース
自分の分身であるアバターを仮想空間に送って、生活できます。
自分で仮想空間をデザインし、友達を招待することができます。
美術館や、展覧会を開くこともできます（遊園地やお化け屋敷も作れると思います）。
文章や画像で説明するより、動画を見てもらった方が分かりやすいので、よくまとまっている動画を探してきました。
９分くらいで見られますが、再生速度を上げた方が話が聞きやすいです。再生速度は、動画下の「歯車のアイコン」→「再生速度」で0.25倍から2倍の速さで見られます。
NFTなどの用語もしっかり解説されています。
なお、この動画がに登場している いけもと しょう さんは、９万円でLANDを購入されたと言ってますが、その後価格が高騰し、数十万円から百数十万円で取引されるようになりました。
収益化できる
・VoxEditで作ったボクセルアートをマーケットで売ることができます。
・Game Maker で作ったゲームをつくり、自分買ったLAND（ランド）や借りたLAND（ランド）でゲームを公開して入場料をもらうことができます。
・LAND（ランド）に美術館や博物館を作って公開し、入場料をもらうことができます。
・LANDの転売益や賃料を得るという方法があります。いわば、仮想の土地の不動産業です。
My Rich Farm は、第２の The Sandbox になれるか
ホワイトペーパーを読む限り、Rich Metaverse ができても、アバターを仮想空間で動かし、アバター同士で会話し、ガチャ引いてアバターを盛るくらいしかできないようです。
開発がこの程度でとどまると、My Rich Farm 本体のことは別に論ずるとして、Rich Metaverse 自体はあまり評価されそうもありません。
ところで、The Sandbox の人気がでたのは、同じようにボクセルをつかったMINECRAFT（マインクラフト）人気によりボクセル系のゲームプレイヤー層が厚くなっていたためだと思われます。
MINECRAFTやThe Sandbox のようなボクセルを使ったゲームの人気の秘密は、何より自由度の高さです。
ゲームの目的はプレイヤー自身が決められますし、いろんなアイテムを自分でつくって使うことができます。
Rich Metaverse も、そのような自由度の高い仮想空間になれば人気が出てくるでしょう。
ここで、My Rich Farm の農場がどのように表現されているか改めて見てみましょう。
これは、私が持ってる初級農場です。
ひとつひとつオブジェをみてみると、３Dで簡単に作られています。
かなり難しいと思いますが、このようなオブジェを、The Sandbox のプレイヤーがボクセルで自由に作っているようにRich Metaverse の住人が作れるツールが開発されるとプレイの自由度が増します。
一方、現在アバターをシークレットボックスやマーケットプレイスで手に入れられるように、メタバースで使うアイテムをガチャやマーケットプレイスで入手できるようにするのも一つの方法ですが、プレイヤーは飽きて長続きしなくなると思います。
ボクセルアート作成ツールのようなアイテムデザインツールの開発と実装を期待します。
これが実現すれば、Rich Metaverse が、「第２の The Sandbox 」、「廉価版 The Sandbox」のような評価を受け、ゲーム内で使われる仮想通貨のRCHや現在取引されている土地NFTも値上がりするでしょう。
【追記】
2022年9月24日現在、マイリッチファームのトークンとNFTの価格が下落しています。
新規参入を検討されている方は要注意です。
参考までに、トークンの値動きを確認できるサイトのURLを載せておきます。
外部リンク：MyRichFarm（RCH）価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap
【追記ここまで】